話の内容を決める時には

話の内容を決める時には

三重県鈴鹿市の伝わる話し方講師 浜田果歩です。

スピーチをする際に、話の内容を決めることは、なかなか難しいと思われる方も多いでしょう。

「何を話せば良いのだろう?」と、焦れば焦るほど、話のテーマがわからなくなり、

結局、本番間近まで内容が決められずに、練習する時間がなく本番を迎えてしまった。

と、いう経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

話のテーマを決める時には、次の様なことを考えます。

1、話す目的は何か、何のために話すのか。

例えば、朝礼でのスピーチなら、社員が一日元気に明るい気持ちで仕事をできるように、あるいは、怪我やミスなく仕事を進められるようにという目的に合った内容にします。結婚披露宴での祝辞なら、新郎新婦の人柄を皆さんに紹介し、お二人への祝福の気持ちを伝えることが目的になりますね。

2、誰に向けて話すのか

大人に向けて話すのか、子どもや、学生に向けて話すのか。あるいは、男性、女性、ご年配の方、職場のリーダーに向けて等。聞き手によって、興味関心のあることも変わります。

3、どういう立場で話すのか

職場のリーダーとして話すのか、新人を指導する立場として話すのか。社長として話すのか、友人として話すのか、等。その立場によって伝える内容は変わってきます。

4、話す時間は何分か

1分のスピーチなのか3分、あるいは、5分、10分なのか。話す時間によっても、話せるテーマが変わります。テーマによっては、時間が短いと話しきれないというものもありますので、気を付けましょう。基本的に、話す時間は、あらかじめ決められた時間を厳守します。

5、話し手がよく理解できるテーマか

伝わる話をするには、話し手自身が、内容についてしっかりと理解できていなければなりません。当たり前のことですが、自分が理解できていない話の内容が、聞き手に伝わることは、ありませんね。話の内容については、話し手は十二分に理解できていないとならないのです。

以上のことを考えながら、話のテーマを決定します。

いつも何となく話の内容を決めているという方は、ぜひ、一度これらのことを考えてから、テーマを選んでみてください。

テーマが決まったら、そのテーマに添った話材(話のネタ)を集めます。

そして、話材の中からよりテーマに直結するものを絞ってから、いよいよ話を組み立てていきましょう。

 

話の話材の選び方、組み立て方は、「話し方ベーシックコース」「伝わる話し方1DAYレッスン」で、詳しくお伝えしています。