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あいまいな言葉で動けますか

三重県鈴鹿市の伝わる話し方講師 浜田果歩です。

私が、幼稚園教諭になったばかりの時、先輩から大変叱られたことがありました。

朝、先輩から用紙を渡され、「この用紙にクラス名簿を記入して隣のクラスに回してね」

と言われました。

とりあえず、クラスの子どもの名前や住所を書くんだなと思い、そのまま用紙は机の上に無くさないように置いておきました。

新卒で、即、クラス担任を一人で持つことになった私は、クラスの部屋の準備をするだけでも、本当にたくさんの仕事があり、部屋の飾りを作ったりすることに一生懸命でした。

そこで、朝、先輩から渡された用紙のこともすっかり忘れてしまいました。

夕方になって、先輩と、隣のクラスの主任の先生が部屋にみえて、

「先生、名簿の紙はどうしたの?」と尋ねられました。

もちろん、まだ記入はしていません。

「まだ、書いていません」と答えると、先輩は

「私が渡したのって、朝よね?皆が書かないといけないのに、何でまだ書いてないの?!」

と、キツく仰いました。

そこで私は初めて、この用紙は、今日中に全クラスに回さないといけないものだったのだと知りました。

新入職員の私には、その用紙の大切さもわかりませんでした。

そのために、他の先生方にも、大変な迷惑をかけてしまうことになりました。

もちろん、言われたことをすぐにしなかった私のミスです。

しかし、用紙を渡してもらう時に、「今日中に全員に回すものだからすぐに書いてね」

と、言ってもらえたら、すぐに書くことが出来たと思います。

こういうことは、職場では起こりがちではないでしょうか。

特に、仕事においての期日は重要です。最優先のポイントでもあります。

「なるべく早く」や「今週中に」というようなはっきりしない言葉では、人はすぐには行動できないものです。

曖昧な言葉では、人は動かないのです。

必ず、「午後3時までに」「○日までに」と、はっきりとした日時を伝えるようにします。

そうすることによって、指示された人も、何を先にするべきかの優先順位をつけることができます。

相手が指示した事が出来ていない場合、指示の仕方を、もう一度振り返ってみると良いですね。

指示は、必ず具体的な言葉で相手がすぐ動けるようにしましょう。

 

伝わる話し方

指示が伝わる話し方は、「話し方ベーシックコース」「1DAY伝わる話し方レッスン」で、お伝えしています。

 

 

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