「話すことがない」と思う方にして欲しいこと
「話すことがない」と思う方にして欲しいこと
三重県鈴鹿市の伝わる話し方講師 浜田果歩です。
話し方レッスン「ベーシック1年コース」の方は、後半戦に入っています。
春の時点では1分間も話が続かなかった方が、今では2分間のスピーチを時間いっぱい使って話せるようになっています。
話が続かないのは、基本的に「何を話して良いかわからない」からです。
普段から自分の意見を言うことが少ない方、「こんなことを話して良いのかな」と、周りの方の反応を気にする方は、自分の考えを口に出すことがほとんどありません。
誰かが言ってくれる意見に同調しておけば楽だから。
自分の意見は大したことないから。
どうせ自分が言っても聞いてもらえないから。
そんな風に自分の気持ちを出すことを諦めていると、自分の意見を持つということができなくなっていきます。
話すということは、自分の気持ちや考えを相手に伝えるということです。
自分の気持ちがわからなくては、伝える事も難しいですよね。
まずは、物事に対して、自分はどう感じるのか、どう思うのか、ということを考えるようにしましょう。
他人と意見が違っても、まったく構わないのです。
考え方は、人それぞれで、個性です。
常に「私は、こう思う」とまず、自分の意見をはっきり決めるようにしましょう。
その後に、「なぜ、私はそう思うのか」を考えます。
今までの経験や人から聞いた話、本や雑誌で読んだ話、ネットで調べたり読んだりしたことなど、自分の考えを裏付けるものがたくさん出てくると思います。
それをまとめて自分の意見や考えを説得力のあるものにしていきます。
大切なことは、まず、自分の意見、考えをはっきり決めるということです。
人の意見や考えに正解はありません。
誰もが、その人の価値観によって様々な物のとらえ方、考え方をしますので、堂々と、
「私は、こう思う」と、言って良いのです。
違う意見の方は「あの人は、そう考えるんだな」と思えば良いだけです。
ただ、人前で話す時には、何となく~ではなく、しっかりとその意見を裏付ける説明が必要です。
そのためにも、普段から、どんなことでも、「自分はどう思うか」「それは、何故なのか」を、考えるようにしましょう。
それをしっかりと話すことができれば、どんな場面でも怖いものはありません。
始めに書いたレッスン生の方は、今回のスピーチでは「最近強く思うこと」というテーマで、日常のコミュニケーションについて、自分の考えを話されました。
話しているうちに、その想いがどんどん溢れてくるようで、自然とジェスチャーも出てきます。
飾ることのない自分の素直な言葉で語られる話に、こちらも自然と引き込まれます。
他のレッスン生さんも、
「すごく気持ちがこもっていて、聞きやすかった。その時の時代のことも思い出されて、とてもわかりやすい話だった」
と、感想をお話し下さいました。
レッスンを始めた頃、毎回「何にも話すことがないんです」と仰っていたレッスン生さん。
普段から自分の考えを口にするという習慣がありませんでした。
それでも、自分の思っていることを言葉にしていくことによって、どんどんと思いが出せるようになってきました。
自分の気持ちを素直な言葉にしてみる。
これが、相手に伝えるための第一歩なのです。
あなの伝えたいことを、まずは、言葉に出してみてくださいね。
鈴鹿コミュニケーションスクールでは、話し方、コミュニケーションのプライベートレッスンを随時受け付けています。
プライベートレッスンは、1レッスン1時間~。お好きなタイミングでスタート可能です。