社会人としてのコミュニケーション力
社会人としてのコミュニケーション力
昨日は、大学3年生に向けてのキャリア支援講座でした。
現時点では、就職活動に対する意識の高い学生さんと、まだまだスイッチの入っていない学生さんがいます。
面接は、コミュニケーション力を見られるところですから、面接対策は、コミュニケーションの基礎を理解してもらうことが全てとも言えます。
それは、社会人として普通に必要なことばかりです。
スイッチの入っていない学生は、授業を聞く姿勢が整いません。
そんな学生にもコミュニケーションの基本を理解してもらうには、身近な例でマナーの基本をわかってもらうようにします。
どうして笑顔が大切なのか
なぜ、挨拶をするのか
言葉遣いがぞんざいだと、どう感じるのか
相手を見て話をしないとは、どのような状態なのか
小学生にもわかることを、例を上げながら伝えるのです。
そんなこと言われなくてもわかっている~と、思うようなことでも、改めて、実際にやってみたり、自分のこととして考えると、「本当にそうだよね」と、理解することができます。
これは、学生さんだけでなく、社会人も同じです。
「挨拶するのは当たり前」
「できたら笑顔の方が良い」
「目上の人には敬語を使った方が良い」
「相手を見て話すことは大切」
よく聞くことばかりで、当たり前のことではあるけれど、自分が実際にしているかと言えば、できていない方がほとんどです。
「言われなくてもわかっている」
「今さらそんなこと聞く必要はない」
そうやって実際の自分を振り返ることなく、「わかっているつもり」「できているつもり」で、毎日を過ごしてしまいがちです。
そして、気付くと、他人から見て、「コミュニケーションのとれていない人」 になってしまうのです。
「自分もやればできる」けれど、ただ、「今はやっていないだけ」
なんていう言い訳は通用しません。
そういう方は、本当のコミュニケーションの基本が理解できていないから、しないのです。
スイッチの入っていない学生さんたちも、身近な例で「あなたがしていることは、こういうことですよ」と伝えると、少し背筋が伸び、私の話に耳を傾けてくれました。
わかっていてもできないこと、していないことは、自分が相手だったらどう感じるのか を意識しましょう。
面接なら、自分が面接官ならどう感じるか を、意識して自分の姿勢、態度、話し方を見直します。
人は、ひとりでは生きていけません。
一生、誰かの力を借りて生きていくのです。
常に、相手ありきで考えることがコミュニケーションの基本です。
社会人として、周りの人に心を配れる余裕をつけていきたいものです。
社会人1年生として社会に出ていく学生さんには、面接という場に向けてその練習をぜひ、していただきたいと思います。
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