イメージの力
イメージの力
三重県鈴鹿市の伝わる話し方講師 浜田果歩です。
先日、メンタルトレーナーの飯山晄朗先生の講演を聞かせていただきました。
「夢・実現の法則」という演題で、大変興味深く拝聴しました。
その中で、良いイメージをすることが大切であると仰っていました。
良いイメージは、自分がこうなりたい と思うことについて、すでに、そのなりたい状態になった時のことをイメージするのです。
飯山先生のお話の例では、甲子園に出場しても、甲子園で一度も勝利したことがない学校の選手たちは、球場練習の時に、グラウンドに整列して校歌を歌う練習をしたそうです。
校歌を歌うのは、勝利した時ですから、勝った時の状態を実際にしてみることで、勝利のイメージを描けるということです。
そして実際にこちらの学校は、その年はじめて甲子園で2勝したそうです。
実は、先週の話し方レッスンで、ひとりの方が、このイメージの力についてスピーチされました。
こちらのレッスン生さんは、何かをする時に、「私は、このようになる」と、イメージをするのだそうです。
例えば、「入り口の近くに車を停めたい」と考えるのではなく、
「入り口の近いあの場所に車を停めて買い物をする」と、既に車を停めて買い物をしている自分をイメージしているそうです。
そうすると、本当にその場所に駐車できて、快適に買い物ができるとのこと。
また、電車に乗る時に、「今日は、あそこの席に座る！」と、頭の中で座っている自分を思い描くと、なぜか、そこの席に座れるのだそうです。
こちらの方には、もしかしたらまた違う力があるのかもしれませんが、いつも「こうなるといいな」と思うのではなく、なりたい状態になっていることをイメージしているところは同じです。
そして、どちらも、マイナス要素は全く入らず、プラスのイメージしか描かないのです。
成りたい状態になっているのですから、当たり前ですね。
つまり、普段から常にプラスのイメージで物事を考えていくということが、とても大切だということです。
人前で話す時も
「緊張して頭が真っ白になるかもしれない」「声が震えたらどうしよう」「話す順番を間違えるかもしれない」「大きな声が出せないかもしれない」「みんな話を聞いてくれるだろうか」「つまらない話だと思われないかな」
などと、マイナス要素ばかりをイメージしてしまう方は、やはりそのイメージどおりになってしまいます。
脳は、自分がイメージしたことをしようとするからです。
ですから、話す練習をするのと並行して、人前で堂々と気持ち良く話せている自分をイメージしましょう。
この時に気をつけたいことは、堂々と気持ち良く話している とは、どんな話し方なのかを具体的にイメージすることです。
例えば、「大きくはっきりした声で話している」「聞いてくれる人をひとりづつ見ながら話している」「笑顔で話している」「ゆっくり間を取りながら話している」
というように、脳が、このような状態である とイメージできるようにしましょう。
話すことが苦手というあなたも、今日から「話すことは楽しい」と、頭の中のイメージをぜひ、変えていってくださいね。
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