「了解しました」は誰に使いますか?
「了解しました」は誰に使いますか?
三重県鈴鹿市の伝わる話し方講師 浜田果歩です。
今日は、経営者の方から、スタッフの話し方が気になるというご相談がありました。
こちらの方の指示や説明に対して、とても元気に「了解です!」と、答えるとのことです。
まったく悪気もなく、明るく答えてくれるのだけれど、何となく違和感があり、違うのではないかな~と、思っていらしたそうです。
「了解です」は、ビジネスシーンでも使う方、結構いますね。
特に、メールやラインでの返事に「了解しました」と、返事を書く方が多いのではないかと思います。
「了解しました」は、形としては丁寧語ですから、必ずしも目上の方に使ってはいけないわけではありません。
ですが、「了解する」は、自分が相手の発言を認めるということですので、上から目線の言葉です。したがって、上司やお客様に対して使うのは、あまり好ましくないですね。
「了解です」を使うのは、同期や友だちまでにしましょう。
目上の方に対しては、「承知いたしました」 あるいは、「かしこまりました」を使います。
どちらも、理解しそのことについて対処することを了承した、という意味の謙譲語です。
上司の指示や説明に対しては「承知しました」と言います。
「かしこまる」は、「恐れ謹む」という意味の敬意の高い表現です。
「かしこまった挨拶」などと使いますね。
お客様には、敬意の高い「かしこまりました」を、使うようにしたいですね。
言葉の使い方で、相手の受け取り方も変わります。
相手を敬っていることを、言葉遣いでしっかりと表しましょう。
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