話すことの苦手意識をなくすために

話すことの苦手意識をなくすために

話し方で人生を変える!!

魅せ方話し方講師 浜田果歩です。

話し方レッスン生さんの中には、人前で話すこと だけでなく、人と話すことが、苦手で、できるだけ人と会わないようにしている。
と、いう方が、数名、お越しになっています。
ほとんどの方が、
「他人からどう思われているか気になるから」
と、おっしゃいます。
中には、家庭に入って、何年も社会から遠ざかっていたので、親しい友人以外、話す機会がなく、
話すこと自体に慣れていなくて緊張するから。
と、いう方もいます。
そして、皆さんが、
「話さなくて済むようになるべく声をかけられないようにしている」
と、おっしゃいます。
このように、他人と話すことへの苦手意識を持っている方は、
苦手なことを避ける
という方法で、今まで過ごしてきています。
苦手なことを、避けて避けて、一生それで過ごせるのであれば問題ありません。
例えば、私は、絵を描くことや物を作ることが苦手です。
ですから、あえて絵は描かないですし、作り物もしません。
ですが、どうしても
「避けて通れない」場面があります。
私は、絵も物を作ることも不得意なのに、卒業後、なんと、幼稚園教諭になってしまいました。
幼稚園の先生と言えば、
お絵描きや、部屋の壁面製作、折り紙などなど、
作り物ができて当たり前!
と、思いますよね。
でも、これらが大の苦手だった私。
就職した時には、
「失敗したー!! できる気がしない。」
と、後悔しました。
けれど、新任の春から、ひとりで37人の担任になり、もう、やるしかなかったのです。
人は、追い詰められると、
やるか、逃げるか
の二択しかないのですよね。
「やっぱり辞めます!」
と、言う勇気もなかった私は、苦手な絵を描き、画用紙や折り紙を切ったり貼ったりして、大きな壁面飾りを作りました。
壁面飾りは、毎月変えなければなりませんでしたから、幼稚園に勤務していた4年間、使い回ししながらも、私は、ずーっと何かしら作っていたのです。
もちろん、壁面飾り以外にも、言語発表会、運動会、音楽会などなど、作り物は、どれだけでもありました。
でも、作っているうちに、それほど気にせず、当たり前のように何でも作るようになっていました。
けれど、幼稚園を辞めて、絵を描くことも製作をすることもなくなると、また、私は「苦手だから」と、しなくなりました。
それでも、毎日の生活で、絵を描いたり製作することは、特に必要ではないので、問題はありません。
私もそうであったように、
苦手なことは、避けていると、どんどんできなくなります。
できなくても問題なく、自分でも必要と思わないなら、ほおっておいて良いと思います。
ですが、自分で必要だと感じること、
また、克服したいと思うことは、
やはり、すすんでチャレンジしていかなければ、
当たり前ですが、いつまで経っても克服できません。
そして、それをやめずに、継続していくことが必要です。
他人と話すことが怖くて避けていれば、
どんどん、怖さは、大きくなります。
したことがなければ、苦手意識も強くなるばかりです。
人前で話すことが苦手な方も同じです。
スクールにお越しになった時は、
「人前で話すことが苦手なので、できるだけ前に出なくていいようにしていたんです」
と、おっしゃるのです。
苦手だから避ける
   ↓
苦手意識が強くなる
   ↓
だから、もっと避ける
   ↓
もっともっと苦手になる
という負のスパイラルに入ります。
実は、こんなことは、誰でもわかっているのですよね。
それでも、追い詰められないと、人は、なかなか動けないのです。
ですから、気づいた時に、少しずつでもトライしてみましょう。
「今日は、自分から挨拶してみる」
「今日は、知り合いに会っても逃げずに、こんにちは と言ってみる」
「次は、指名されたら、自分の意見を言ってみる」
「誰か、と言われたら、自らやります!と前に出てみる」
少しずつで良いので、まずは、はじめの一歩を踏み出しましょう。
そして、段々と慣れていけば良いのです。
話すこと、人とコミュニケーションをとることは、必ず、あなたの人生を豊かにしてくれますよ。

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