不誠実な「YES」より誠実な「NOを」
不誠実な「YES」より誠実な「NOを」
話し方で人生を変える!!
話すことのストレスをなくす、魅せ方話し方講師 浜田果歩です。
あなたは、今までに、
「嫌だな」と思いながらも無理して「はい」とOKし、
その後から
「何で私がやらなきゃいけないの?」
と、他の人に文句を言ったり、
あるいは、
「また、私がやる羽目になった。どうして私は断れないんだろう」
と、落ち込んだことはありませんか?
自分の思いに反して、断れない。
私も、よーくありました。
行きたくないのに、誘われると「行きます!」と答えてしまう。
対価に見合わないのでやめたい仕事を、「させていただきます」と引き受ける。
時間がないのに、「急いでいる」と言えず、長話に付き合ってしまう。
必ずしも、自分がそれをしなくてはならないわけではないのに断れず、
後から、
「行きたくなったのに、付き合わされて・・・」
「こんな安価でさせられて・・・」
「長話に付き合わされて・・・」
と、被害者になったように、家族や仲の良い友人に愚痴を言うのです。
断れない理由は、
「断ると相手に悪い」
「相手から良く思われたい。嫌われたくない。」
「断るための良い理由が思いつかない」
というものでした。
あなたは、いかがですか?
同じではなかったでしょうか?
もし、同じなら、考えてみてください。
断ると、本当に相手に悪いのでしょうか?
あなたが断ったら、誰か他の人を誘えるかもしれません。
もしも、あなたしか一緒に行ってくれる人がいない場合、
この方も行くのをやめるか、あるいは、一人で行けば良いだけです。
断ると、本当に相手はあなたのことを嫌いになるのでしょうか?
あなたは、相手があなたの依頼を断った時、
相手のことを「嫌な人」と思いますか?
もちろん、自分の願いが叶えられず残念には思うでしょう。
でも、他の人にお願いするか、他にしてもらえる方法を考えるだけではないでしょうか。
「断る」ということは、その物事を断っただけで、相手を否定したわけではありません。
「断られた」イコール「嫌われた」と考えることは、まったくナンセンスな発想です。
また、断る時には、必ず理由がいるのでしょうか?
「今日は、どうしても難しいのでごめんなさいね。」と言われたら、
あなたは、必ず深追いして理由を問いただしますか?
どうしても気になるという方は、ちょっと考えを変えてくださいね。
人には、理由なく「そんな気分じゃない」時もあります。
また、理由を言わない方がいい場合もあります。
相手が言わない時は、それとなく、察するということが大切です。
もちろん仕事などで何かを断る時には、相手が納得する理由が必要です。
ただし、セールス電話などには、断る理由はいりません。
理由がなければ断れない、と思っている方は、「今日はごめんなさいね」で、OKだと思ってください。
このような自分の思い込みで、断りたいことに対して「YES」と答えて、後からその人を責めたり、または、自分を責めることがないようにしていただきたいのです。
でも、その人との関係性や、あるいは、自分の立場として、
「YES」と答えた方が良いと判断した場合は、
その「YES」には責任を持ちましょう。
後から、
「やりたくなかった」「行きたくなかった」
と、他人に愚痴を言うのは、責任転嫁です。
自分で納得して言った「YES」は、自己責任です。
言った限り、誠実に行っていただきたいのです。
自分に対しての不誠実な「YES」は、
自分に対しても相手に対しても嫌な感情を残してしまいます。
いつも、断れなくて後悔するという方は、
自分にも相手にも誠実な「NO」を言う勇気を持ってくださね。
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