大学生インタビュー実習マナー講座

大学生インタビュー実習マナー講座

大学で、看護師を目指す1年生の学生さんに向けて、
一般の方にインタビューをするための

マナーと話し方聴き方の講座を担当しました。

はじめてインタビューをする時には、

どんなことを聞いたら良いのか?

どんな流れで話を勧めれば良いか?

と、インタビュー内容が気になる方が多いと思います。

内容としては、インタビューの目的を把握して、最終的に「何か聞きたいのか?」を意識し、そのために必要な質問と流れを組み立てます。

絶対に聞くべき質問と時間があれば聞く質問を分けて考えておくことも大事ですね。

これは、事前準備として誰もが考えることでしょう。

インタビューは会話です。

より良い話を聞くためには、いくら質問内容をしっかりと考えてあったとしても、相手が、「ちゃんと応えてあげよう」と思わないと話は続きません。

ですから、インタビューの成果を上げるためには、まずは、「この人と話したい」と思われることが最も大事なことなのです。

当たり前ですが、「話したい」あるいは「話しても良いな」と思われなければ、相手は話を聞いてくれません。

話したくないような相手だと思われたら、インタビューになど、しっかりと応えてはもらえないのです。

相手から「この子になら話してあげよう」と思ってもらえるように、

相手から好感をもたれるような第一印象を作りましょう。

そのためには、会った時、あるいは、電話でお願いをする時に笑顔のある感じの良い挨拶から始めること。

表情は、笑顔一択!!です。

もし、インタビューすることに緊張してしまい、ぎこちない笑顔だったとしても、笑顔になろうと頑張っているんだなということは伝わりますから、それでOK!

笑顔での挨拶は、何をおいても欠かせません。

また、見た目の印象として重要な、身だしなみ・姿勢態度も整えておきます。

学生であれば、学生らしい服装髪型。

インタビューさせてもらう相手の年齢や場所に合わせて、どんな服装、髪型がふさわしいかを考えます。

姿勢態度は、シャキッと意欲ある姿勢であること。

まず、はじめの印象としては、これらに気をつけます。

そのために、毎日鏡を見て、笑顔のトレーニングをしましょう。

また、姿勢態度は普段の癖がでやすいので、

鏡をみて、自分の姿勢にクセがあれば、意識して直すようにしましょう。

インタビューの内容を考えることと同じく

事前準備の中に「笑顔の練習」や「姿勢態度の見直し」も入れておいてくださいね。

これらは、毎日意識してトレーニングをしてかないとすぐには身につきません。

そして、自分の第一印象を整えることは、今後、どんな場所に行っても、どんな人に会っても、好印象を持ってもらえるような人になれるということです。

印象の良い人は、コミュニケーションをとてもとりやすくなります。

何故なら、相手から受け入れてもらいやすいからです。

相手から受け入れてもらえると、あなたの話は、よく聞いてもらえるようになるのです。

まず、最初の段階で相手に気持ち良く「応えてあげよう」と思われるために

「自分だったらどんな人の話に応えてあげたくなるか」を考えていただきたいと思います。

そんなところを、学生さんたちにも強くお伝えしました。

もちろん、その後は、

話し方、聴き方についてもたくさんのワークをしながらお伝えしましたよ。

大学生になったばかりの1年生さんは、とても初々しい。
ワークも楽しそうに取り組んでもらえました。

講座後、担当の先生方から
「伝えていただきたいことを全部入れていただいてありました。楽しい講義で、あっという間に時間が経ちました」と、仰っていただきました。

学生さんたちの感想も少しご紹介しますね。

・これからインタビューをしていく上でとても大事なことを学べました。人としても成長できる内容の授業で受けて良かったです。
・初対面の人と話すことに対してあまり苦手意識を感じていませんでしたが、今回のお話を聞いて注意するべき点がたくさんあるんだと思いました。他にも、相手が話しやすいようなコツなどたくさん知ることができたので、とても満足しています。
・相手と目を合わせるだけでなく、相づちを打つことが大切だと思いました。相手が話したいと思えるような姿勢を取ることがインタビューの質を高めると考えました。
・今回の講座で自分の殻を破れた気がします。今までは大きな声を出すことが苦手でしたが、今日、少し改善されたと思います。言葉遣いにもいろいろと注意しなければいけないことがあるということもよくわかりました。
・インタビューする時、相手が聞きやすいと思う表情、話し方等、挨拶の基本をしっかりと学ぶことができた。実際にインタビューする時、お互いに笑顔でいるととても楽しかった。笑顔を忘れずに話したいと思いました。
・インタビューする時は表情だけでなく、相づちや言葉遣いなど、様々な面から改善する必要があると思いました。表情は、相手を見てインタビューを受けたくなるように笑顔で挨拶し、タイミングよく相づちを打つということを学んだので、教えていただいたことを実践できるよう心掛けてインタビューをします!
・にっこり笑顔で笑うと自分の気分が上がるし、すごく楽しく思えてきました。インタビューしていた時、どんどん質問する内容が難しくなっていってどうしたら良いのか、わからなくなりました。それを正していくことでより良いインタビューができると思いました。
・聞き取りやすい声の大きさと抑揚で話したい。良い例とダメな例を比較していただけるのがすごくわかりやすかったです。
・講師の方が常に笑顔で話していることも非常に聞きやすかったため、説得力がありました。講師の方のような話し方をすることができたら、相手に嫌な藻いをさせることなくインタビューすることができると思い、マネしたいと思った。今回の講義をお思い出しながらインタビューを行いたい。

 

皆さん、しっかりと私の話を受け取ってくれて、とても嬉しく思います。

たくさんの笑顔を見せてくれた学生さんたちは、きっと、素敵な笑顔で、たくさんのお話を聴かせてもらってくることでしょう♬