信頼をなくす言葉遣い
信頼をなくす言葉遣い
あなたは言葉遣いに自信はありますか?
「接客業なのに敬語がめちゃくちゃで、仕事ができるとは思えないから担当を変えてもらった」
というを聞きました。
仕事では、特に、接客業や営業職であれば、敬語を使えることは基本中の基本!
ですが、講座や研修に伺うと、
中学・高校生だけでなく、大学生、新入社員の方もほぼ、正しい敬語で話すことには「自信がない」と言います。
敬語は、小学校5年生から勉強するので、中学生以上は使えるはず!なんですよね。
でも実際には、社会人になっても正しい言葉遣いができる人は少ないのです。
原因は、
日常的に使っていないから。
つまり英語と同じです。
敬語は国語の授業で習うけれど話す時に使う言葉である限り、
実際の場面で使わなければ、覚えられません。
社会人になる前に、いえ、子どもの時から家庭の中でも
よその大人の話をする時には敬語を使って話すくらいのことが自然にできないと自信を持って話すことは難しいのですよ。
私も、話し方インストラクターになりたいと思った時に
「敬語を学び直そう!」と思い、敬語が得意だという先生に教えていただきました。
この時になって初めて自分の言葉遣いの間違いに気づきました。
そして、それまで司会者として、こんな間違い言葉を平気で使っていたことをとても恥ずかしく思ったのです。
自分は知らないから平気でしたが、知っている人からすれば、
「正しい言葉遣いも知らないできない司会者」という評価だったことでしょう。
知らないうちは、自分がそんなところで信頼を落としていたであろうことも気づきませんでした。
言葉は時代と共に変化するので、固い言葉遣いを敬遠される方もいます。
それでも、まだまだ日本では、言葉遣いを重視される方は多いのです。
何故なら、言葉は、
話している相手に対してどんな気持ちをもっているか?を表してしまうから。
丁寧な言葉で話されたら、大切にされていると感じ、ぞんざいな言葉で話されたら、自分は軽く扱われていると感じます。
「そんなつもりはない」と言い訳しても遅いのです。
相手に不愉快な思いをさせることがないよう、
そして自分の言いたいことを相手が聞く気持ちになってくれるよう、
最低限の敬語はマスターしておきましょう。
お子さんがいらっしゃる方は、家庭内での言葉遣いにも気を配っていただきたいですね。
私たちは、日常的に聞く言葉を使うようになりますからね。