話が伝わらない理由
話が伝わらない理由
話し方で人生を変える!!
三重県の魅せ方話し方トレーナー 浜田果歩です。
我が家の長男が、まだ小学校高学年だった頃。
週末ということで、一緒にショッピングセンターに行きました。
最後は、お決まりの食品売り場で一週間分の食品の買いだめ。
カートのかごにいっぱいの食品を入れて、レジに並びました。
週末のスーパーのレジは、待っているのにイラッとくるほど長い。
そんな時、私は必需食品の玉子を買い忘れたことに気づきました。
そこで、息子に
「ごめんねー玉子見てきてー!!」
と、お願いをしました。
息子は、すぐに見に行き、2分ほど経って戻ってきました。
しかし、その手に玉子はありません。
「玉子、なかったの?」と尋ねると、
「あったよ」
「え?じゃあなんで持ってきてくれないの?」
「だって、見てきて!て言ったやんか~」
「えーー!!??」と、思わず目がテン・・・
「見てきて!って言ったら持ってきてってことでしょー!!見てきただけでどうするのよーー!!」
と、小学校高学年になっても、こんなに理解力がないのかと、怒れるわ情けないわ。
うちの息子の出来の悪さを嘆いていた私ですが、
よく考えてみたら、息子は、私が言ったとおりに動いただけです。
私が言ったのは、「玉子を見てくること」なのですから、間違ってはいません。
私の考えでは、「見てくる」=「持ってくる」でしたが、
息子にとっては「見てくる」=「見てくる」でした。
人は、自分が思っていることは、それが普通のことだと考えます。
だから、勝手に、相手も同じことを思っている と決めつけるのです。
そして私たちは、相手に
「そんなことくらい当たり前でしょ!!」
と、勝手な自分の考えを押しつけるのですね。
言葉の解釈は、人それぞれです。
みんな自分の経験や価値観から、聞きたいように聞きます。
これが、話が伝わらない大きな要因の一つです。
ここの行き違いを防ぐためには、
もともと、話は的確には伝わらないことを頭において、
丁寧に伝えることです。
自分の言いたいことと、相手の受け取り方が同じになるように、
わかりやすい言葉で説明しましょう。
伝えたい相手がわかる言葉
頭の中で、同じ絵が描けるような言葉
具体的に行動できる言葉
「これくらいは、わかるだろう」
は、通用しないと思っておくことが大切です。
常に、自分目線で話すのではなく、
相手目線になって、話すようにしましょう。
「話し方ベーシックコース」「伝わる話し方1DAYレッスン」では、伝わる話をするための基本をお伝えしています。