言葉遣いの身だしなみで信頼を得る!オンライン講座
言葉遣いの身だしなみで信頼を得る!オンライン講座
話し方で人生を変える!
話すことのストレスをなくす 魅せ方話し方講師 浜田果歩です。
買い物に行ったら、気になる言葉が目に飛び込んできました!
お店の中に貼ってあった
「こちらのチケットは、○日までご利用できます」
というチラシです。
あなたは、
「ご利用できます」という言葉を見て、「おかしいんじゃないのー?」
と、思いますか?それとも、
「別に・・・」と思いますか?
実は、この使い方、間違いです。
「ご利用できます」は、「ごーする」という謙譲表現の可能形なのです。
「謙譲語」とは、自分や身内をへりくだることによって相手を高めるものですから、
自分や身内に対して使う言葉です。
高める相手に使うのは「尊敬語」です。
尊敬表現にするには、
「ごーになる」という尊敬語の表現を使います。
正しくは
「○日まで、ご利用になれます」と使います。
これと同じ表現、「ご乗車できます」を、おかしいと思う人は、
平成16年でも、27.4%
それから15年経った今では、もっと多くの人が、
「間違っていない」と、思っていることでしょう。
「ご利用できます」「ご乗車できます」が、間違って使われやすいのは、
そもそも、「ご利用する」「ご乗車できる」という本来正しい謙譲表現の法則を、
「利用する」「乗車する」という言葉では、実際には使うことがないからです。
「私、こちらのチケットをご利用します」「私は、ご乗車できます」
とは、言いませんね。
普段使わないために、本来は謙譲表現である「ご利用できます」「ご乗車できます」を、
尊敬語と間違えて使ってしまいやすいのでしょう。
例えば、「案内する」という言葉の場合、
「ごーする」にあてはめると
「ご案内します」「ご案内できます」 は謙譲表現だということが、わかりますね。
ですから、「ご案内できる」を、尊敬表現と間違える方は、ほとんどいないでしょう。
チラシを見て、ついつい突っ込みたくなる、職業病の私。
とは、言うものの私も、時々、言葉遣いを間違えることがあります。
でもね、間違えた時は、
「やっちゃった-!!!」
と、結構自分で気がつきます。
そう、ここが大事!!
自分の言葉遣いの間違いに気づけるかどうか。
気付けたら、次に使うときは、「気をつけなくっちゃ!」
と、思いますね。
気付かないと、いつまで経っても直せない。
まずは、自分の言葉の使い方が合っているかどうか。
特に、接客業の方や、リーダーさん、人前で話す方には、気をつけていただきたいですね。
大人としての、言葉の身だしなみがちゃんとできているということは、
信頼されるかどうか、の分かれ目ですよ。
正しい言葉で信頼を得るために、基本をしっかりと身につけていただきたいと思います。