会話の持ち時間を気にしていますか
会話の持ち時間を気にしていますか
三重県鈴鹿市の伝わる話し方講師 浜田果歩です。
あなたは、会話をする時に自分が話す時間を、気にしていますか?
会話の中で話す割合は、2人なら相手が7割、自分が3割 というバランスで話すと、相手は「よく話せた」と満足します。
営業で話す時は、お客様8割、自分は2割くらいの聞き役に徹すると、お客様は気持ち良く話せて、尚且つ、お客様の情報もたくさん聞くことができます。
5割ずつで話した時は、お互いに「よく話す人だったな」と、相手の方がたくさん話したように感じます。
人は、自分が話す時間は短く感じます。そして、聞いている時間は長く感じます。
スピーチや挨拶でも、5分以上話が続くと、よほど自分に興味がある話か、話術が優れている人の話でないかぎり、聞き手は「長い」と感じます。
けれど、話し手自身は、長いとは感じません。
よくスピーチの最後に「簡単ではございますが、私の挨拶とさせていただきます」と、仰いますが、決して「簡単」な時間ではない方が多いですよね。
また、会合などで、「まずはじめにひと言自己紹介をお願いします」と言われた場合、話す時間は30秒から長くても1分以内です。
しかし、中には延々と5分以上話す方がいます。
10人以上いる場合、一人5分話したら、自己紹介だけで50分以上かかることになります。
参加者の人数を見て、ひとり何分くらいが割り当てなのかを、必ず考えて話をしましょう。
同じように、4人で会話をするなら、自分の話す時間は、4分の1です。
中には、会話の中心になる人の独壇場になる場合もあります。よほど親しい間柄で、周りの人もその人の話を楽しく聞けるようなら問題はありませんが、やはり、できるだけ皆が同じくらい話せるように気を配ることが、楽しい会話につながります。
自分が話し過ぎたと思ったら、あまり話していない人に、話題を振るのも忘れないようにしましょう。
中には、数人集まると自分のことを話すことが苦手で、聞いている方が楽だと思う方もいますが、「あなたの話も聞きたい」という気持ちは示すようにしていただくと良いですね。
「今日はよく喋ったな」と思った時は、自分がかなり話していると思います。
そんな時は、「今度は、あなたの話を聞かせてね」と、次は、聞き役になることを伝えるのも良いですね。
お互いに気持ちの良い会話ができる人は、より良い人間関係を作ることができる人です。
話す時には、自分が話す時間の割合に、気をつけていただきたいと思います。
「会話力アップセミナー」では、話の聞き方、楽しい会話術をお伝えしています。
次回の開催は、2019年2月27日(水)13時~です。